

完成写真がまさかの雨上がりでした・・・
ウレタン防水通気緩衝工法とは?そのメリット・デメリットを解説!
屋上やバルコニーなど、雨風にさらされる場所の防水工事において、「ウレタン防水通気緩衝工法」は非常に有効な選択肢のひとつです。特に、既存の下地に水分が残っている可能性がある場合や、下地の動きが懸念される場面で活躍します。
✅ メリット
- 下地の水分を逃がす通気構造 通気緩衝シートを使用することで、下地に残った水分を逃がし、膨れや剥離のリスクを軽減します。
- 下地の動きに追従しやすい 緩衝層がクッションの役割を果たし、微細なひび割れや動きにも柔軟に対応。長期的な防水性能を維持します。
- 複雑な形状にも施工可能 液状のウレタンを塗布するため、凹凸や複雑な形状にも密着しやすく、継ぎ目のない仕上がりが可能です。
- 改修工事に適している 既存の防水層の上から施工できる場合もあり、撤去作業を最小限に抑えられるケースもあります。
⚠️ デメリット
- 施工に時間がかかる 通気緩衝シートの貼り付けや脱気筒の設置など、通常のウレタン防水より工程が多く、施工期間が延びる傾向があります。
- コストがやや高め 材料費・施工手間が増えるため、一般的な密着工法よりも費用が高くなることがあります。
- 脱気筒の設置が必要 通気構造を活かすためには、脱気筒の設置位置や数に注意が必要。設計・施工の精度が求められます。

