

FRP防水のメリット・デメリット|軽量・高耐久な防水工法の実力とは?
こんにちは!今回は、住宅のバルコニーや屋上などで広く採用されている「FRP防水」について、メリット・デメリットの両面からご紹介します。
FRPとは「繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastic)」の略で、ガラス繊維と樹脂を組み合わせた防水材です。硬化後は非常に強固な防水層となり、耐久性・施工性に優れた工法として注目されています。
FRP防水のメリット
- 軽量で高強度 建物への負担が少なく、衝撃や摩耗にも強いため、歩行頻度の高いバルコニーに最適です。
- 硬化が早い 施工後すぐに硬化し、翌日には歩行可能。工期短縮にもつながります。
- 複雑な形状にも対応 液状の樹脂を使用するため、排水口や立ち上がりなどの細部も美しく仕上げられます。
- 耐候性・耐水性が高い 紫外線や雨風に強く、長期間にわたって防水性能を維持できます。
- 美観性に優れる トップコートの色や艶を選べるため、意匠性も高く仕上がりがきれいです。
FRP防水のデメリット
- 下地の動きに弱い 硬化後は非常に硬くなるため、下地の伸縮や揺れに追従しづらく、ひび割れの原因になることがあります。
- 施工時に臭気が出る 樹脂の硬化時に独特の臭いが発生するため、近隣への配慮が必要です。
- 施工には技術が必要 樹脂の配合や塗布量、硬化時間など、職人の経験と技術が仕上がりに大きく影響します。
- 広面積には不向き 施工効率やコスト面から、広い屋上などには他の防水工法(塩ビシート防水など)が適している場合もあります。

