

ウレタン密着工法のメリット・デメリット|シンプルで確実な防水工法の実力とは?
こんにちは!今回は、ベランダや屋上などで広く使われている「ウレタン密着工法」について、メリット・デメリットの両面からご紹介します。
ウレタン密着工法とは、下地に直接ウレタン防水材を塗布して防水層を形成する工法です。液状の材料を使うため、複雑な形状にも対応でき、継ぎ目のない美しい仕上がりが特徴です。
✅メリット
- 継ぎ目のない防水層 液状材料なので、立ち上がりや排水口など複雑な形状にも対応可能。シームレスな仕上がりで漏水リスクを軽減。
- 施工性が高い ローラーやコテで塗るだけのシンプルな工程。狭所や小規模な現場でも柔軟に対応できます。
- コストパフォーマンスが良い 材料費・施工費ともに比較的安価で、予算を抑えたい方にもおすすめ。
- 軽量で建物に優しい 塗膜が薄くても高い防水性能を発揮し、構造への負担が少ない。
- 部分補修が可能 劣化した箇所だけを補修できるため、長期的なメンテナンスにも対応しやすい。
⚠️デメリット
- 下地の状態に左右されやすい 密着工法のため、下地にひび割れや浮きがあると防水性能が低下する可能性あり。事前の下地処理が重要。
- 通気性がない 下地に湿気が残っていると膨れや剥がれの原因になるため、湿気管理が必要。
- 耐久年数は10〜12年程度 他の防水工法(例:塩ビシート防水)と比べると、やや短め。定期的なトップコートの塗り替えが推奨されます。
- 施工者の技術に左右される 塗膜の厚みや均一性が性能に直結するため、経験豊富な職人による施工が望ましい。

