

ケイカルシーラーの目的
- 吸い込み防止:ケイカル板は多孔質で塗料を吸いやすいため、シーラーで吸い込みを抑えることで、塗装の発色や仕上がりが安定します。
- 密着性向上:上塗り塗料との密着性を高め、剥がれや浮きを防止。
- 耐久性アップ:塗膜の劣化を防ぎ、長期的な美観と保護性能を維持。
- 仕上がりの均一化:塗料のムラを防ぐ。
ケイカルシーラーの施工手順
- 下地処理 表面のホコリ・油分・汚れをしっかり除去。必要に応じてサンドペーパーで軽く研磨。
- シーラー塗布 ローラーまたは刷毛で、ケイカル板全体に均一に塗布。塗り残しがないよう注意。
- 乾燥時間の確保 メーカー指定の乾燥時間を守る(通常1〜2時間程度)。湿度や気温によって調整。
- 上塗り塗装 シーラーが完全に乾いたら、仕上げ塗料を塗布。水性・油性どちらでも対応可能。
寒冷紗貼り(かんれいしゃ)
目的:石膏ボードの継ぎ目や下地のひび割れ防止のために、ガーゼ状の布を貼り付けて補強する工程。
施工手順:
- 下地清掃:ホコリ・油分を除去し、接着性を高める。
- 寒冷紗カット:継ぎ目の長さに合わせて適切に切断。
- 貼り付け:パテまたは専用接着剤を使って、継ぎ目に寒冷紗を密着させる。
- 乾燥:しっかり乾かして次の工程へ。
パテかい(パテ処理)
目的:継ぎ目・ビス穴・凹凸を埋めて平滑な面を作る。塗装やクロス貼りの下地処理として不可欠。
施工手順:
- 一次パテ:粗目のパテで継ぎ目や穴を埋める。
- 乾燥・研磨:サンドペーパーで表面を滑らかに。
- 二次パテ:仕上げ用パテで全体を均す。
- 再度研磨:最終的な平滑面を整える。
※寒冷紗の上からパテをかけることで、強度と美観を両立。
水性ケンエース3分艶塗布
- 希釈:水で5〜10%程度希釈(メーカー推奨値を確認)。
- 塗装方法:ローラー、刷毛、吹付けのいずれも可能。
- 塗り回数:通常2回塗り。1回目乾燥後、2回目を塗布。
- 乾燥時間:気温20℃で約2時間(季節や湿度により変動)。
4. 仕上げ・確認
- 塗膜確認:ムラや塗り残しがないかチェック。
- 清掃:周囲の養生を撤去し、現場を清掃。

